愛の季 あいのとき
三輪龍氣生(十二代三輪休雪) みわりゅうきしょう じゅうにだいみわきゅうせつ
- 2010年
- 当館蔵
萩焼の伝統窯三輪家の十二代休雪で、令和となって家督を譲り改名した三輪龍氣生による龍をモチーフにした陶芸作品です。擬人化した龍の雄雌の体が絡み合い、うねるように重なり合う躍動感ある表現は龍氣生のたぐいまれなる造形力を示しています。本作は作者(辰年生まれ。本名・龍作)と龍を一体化した「龍人」をモチーフにした《龍人伝説》シリーズの作品です。このシリーズは、作者が幼少期から青年期までに抱いた喜怒哀楽を「龍人」を通してそれぞれ独立した作品として形としたもので、シリーズ全体を通すと「龍人」の誕生から死までの壮大なスケールの物語となっています。
2024年7月9日(火)から2024年12月22日(日)まで
コレクション展示・陶芸「龍―伝説への道」にて出品
コレクション展示・陶芸「龍―伝説への道」にて出品