今様美人　十いまようびじん　じゅう

水野年方みずのとしかた

明治32年(1899)
横大判錦絵
当館蔵

「今様美人」は明治期の女性を一年の各月の行事とともに描いたシリーズです。シリーズに備わる目録から、本作は浜遊びを題材としていることが分かります。
砂浜に紅白の幔幕【まんまく】を張り、一行が宴会をしています。幕の端から女性が姿を見せ、外からやって来た女性とやり取りをしています。幔幕には男性の羽織らしきものが掛けられ、内側には男性もいるようです。遠方では漁師たちが勢いよく網を引き揚げています。

2024年9月25日(水)から10月27日(日)まで
コレクション展・浮世絵「美人画の四季」にて出品

おすすめの一品

今様美人 十 いまようびじん じゅう

水野年方 みずのとしかた

これまでのおすすめの一品

12

11

10

今様美人　十いまようびじん　じゅう

水野年方みずのとしかた