見立初夢 みたてはつゆめ
鳥居清長 とりいきよなが
- 天明6年(1786)頃
- 大判錦絵3枚続
- 当館蔵
遠出をする武家の母子一行。乗物をとめて、ひと休みしているようです。エキゾチックな敷物が敷かれた床几に腰かけているのは奥方。そのまわりに、鷹狩姿の若君や、侍女たちがいます。遠方には大きな富士が見えていますが、どうやら眺めているのは奥方だけのよう。ほかの人物は、近くの者同士で視線を交わし、手指のしぐさからも、楽しそうに会話をしている様子がうかがえます。画面左に描かれている女性は、この一行に茄子の鉢植えを売りにきたのかもしれません。
初夢に見ると縁起が良いとされる「一富士、二鷹、三茄子」を主題とした美人画です。
この作品は、現在展示していません。
設備改修工事のため、展示室1(浮世絵)は休室しています。
浮世絵は、特選鑑賞室にて東洲斎写楽「初代中山富三郎の義興妻つくば御前」をご覧いただけます。