月岡芳年 風俗三十二相
2025年6月24日(火)~7月27日(日)
「風俗三十二相」は、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師、月岡芳年(1839-1892)の美人画の代表作です。本シリーズでは、遊女、奥方、町娘といったさまざまな階層の女性たちをとりあげ、当時流行していた江戸回顧の風潮を反映して、江戸寛政期から明治にいたるまでの各時代の装いで描き分けています。
「三十二相」とは本来は仏教用語で、仏の身体にそなわっている32種類の優れた特徴をいいます。本シリーズでは「さんじゅうにそう」という読みに掛けて、32名の女性たちが「〇〇そう」なしぐさや表情で描かれているのが見どころです。
ギャラリートーク(担当学芸員による作品解説)
- 2025年7月12日(土)11:00~(約30分)
- 事前申込不要(要観覧券)

《風俗三十二相 いたさう 寛政年間女郎の風俗》
明治21年(1888) 大判錦絵