浮世絵と和歌
2025年8月26日(火)~9月28日(日)
浮世絵版画は江戸市民に愛好されましたが、その画題は当時の風俗や文学(戯作)ばかりでなく、古典文学の和歌も描かれました。主に百人一首や六歌仙といった広く知られた和歌の歌意を描く作品、歌仙の肖像画や六玉川などの歌枕を描いた風景画などが挙げられます。
また当世の日常の場面に和歌の意味を重ねた“見立絵”も多く描かれました。
本年は六歌仙のひとり在原業平(825 ~ 880)の生誕1200年にあたることから、六歌仙をはじめ和歌を題材にした浮世絵版画作品をご紹介します。
ギャラリートーク(担当学芸員による作品解説)
- 2025年9月13日(土)11:00~(約30分)
- 事前申込不要(要観覧券)

《六歌仙 在原業平》
文化(1804~1817)中期頃 大判錦絵