郷愁の風景―川瀬巴水
2026年5月26日(火)~6月28日(日)
川瀬巴水【かわせはすい】(1883-1957)は、大正から昭和にかけて活躍した木版画家です。27歳で鏑木清方【かぶらききよかた】(1878-1972)に入門。大正7年(1918)に同門の伊東深水【いとうしんすい】が版元の渡邊庄三郎【わたなべしょうざぶろう】(1895-1962)と組んで制作した新版画「近江八景」に魅了され、同年、自身も渡邊のもとで塩原を主題とする三部作を手がけて好評を得ます。
その後は、新版画を代表する風景画家として活躍し、住み慣れた東京をはじめ、日本全国を旅して描いたスケッチをもとに版画をつくるという暮らしを亡くなる直前まで続けました。各地の風景を旅情豊かに描きとめ、人々の穏やかな暮らしを点景に取り入れた巴水の作品は、見る人を古きよき日本へと誘います。
ギャラリートーク(担当学芸員による作品解説)
- 2026年6月13日(土)11:00~(約30分)
- 事前申込不要(要観覧券)
《東京十二景 駒込の月》
昭和5年(1930) 多色摺木版画