明治の美人画 楊洲周延Ⅰ
2026年7月2日(木)~7月26日(日)
楊洲周延【ようしゅうちかのぶ】(1838-1912)は、本名を橋本直義【はしもとなおよし】という越後高田藩士で、戊辰戦争【ぼしんせんそう】(1868-69)の際には、神木隊の一員として旧幕府軍に加わるなど、激動の幕末・明治を生き抜いた人物です。
若い頃から歌川国芳や3代歌川豊国に浮世絵を学び、慶応元年(1865)頃からは、豊原国周【とよはらくにちか】に入門。画号を周延と名乗ります。藩士時代にも浮世絵師としての活動をみせていた周延は、戊辰戦争終結後しばらくすると、第一線で活躍するようになりました。
多彩なジャンルを手がけた周延が、とりわけ得意としたのは美人画でした。なかでも、新政府が置かれた東京に移り住み、天皇親政の主君となった明治天皇、皇后や官女たちを群像で描いた「御所絵【ごしょえ】」は、新時代の様相を華やかに伝えています。また、江戸城大奥や江戸時代に流行した女性風俗など、懐古的な作品も多く手がけました。
今回は、楊洲周延の美人画を2期に分けて、たっぷりとご紹介します
ギャラリートーク(担当学芸員による作品解説)
- 2026年7月11日(土)11:00~(約30分)
- 事前申込不要(要観覧券)
《墨田花高貴ノ遊覧》
明治21年(1888) 大判錦絵3枚続